GASEXIT EPは、通常加工されているエジェクタピン孔のニガシ部位からガスを排出するエジェクタピンです。
既存のエジェクタピンと交換するだけなので、手軽にガス抜き対策をすることが可能な製品です。
射出圧力が大きくかかるコールドスラッグ部にも設置可能です。
通常のエジェクタピンの外周のギャップは0.01㎜程度ですので、ほとんどガスを抜くことができません。
※700mℓ/minのポンプでΦ5のの場合、通気量は10mℓ/min程度
GASEXIT EPを既存のエジェクタピンと交換するだけで、エジェクタピンニガシ部からガスが抜けます。
※700mℓ/minのポンプでΦ5のの場合、通気量は300mℓ/min程度
ガスの抜ける通気量は通常のエジェクタピンとくらべて30倍以上UPします。
排気穴はP/L面に近い位置に設けることが可能なため、エジェクタピンを突き出した状態にするとP/L面から排気穴が見えます。
その状態で、排気穴からパーツクリーナーを吹き付けることで、多孔質部の洗浄 および 目詰まり確認を容易にすることができるため、金型を取り外すことなくメンテナンスをすることが可能です。
サイズは最小Φ2、最大Φ16まで準備しております。
鋼材はSKD61+窒化処理、SKH51の2種類がございます。
ツバ回り止め加工の追加やタップ加工追加も対応可能です。
現在Zピンを使用してランナー保持をしているエジェクタピンにGASEXIT EPを使用される場合は、円柱型のロックタイプをお勧めしております。
※Zピンも製作可能ですがガス排出面がすくなくなります
GASEXIT EP仕様
GASEXIT EP仕様
【問題】
・エアトラップ発生個所は分割入れ子ができないためガスヤケ対策ができない
・最終充填部位には通常のガスベントは加工しているが、それだけではガスヤケが改善されない
※材料:PC+ABS
【対策】
製品部コア側にGASEXIT EPx7個設置
【結果】
初回 GASEXIT EP x 3本設置した結果、完全にはガスヤケはなくならなかったのですが、7本設置後はガスヤケが完全になくなりました。
GASEXITは設置数が増えれば増えるほど効果が出る商品です。
いかがでしょうか。
このように、GASEXIT EPなら、ガスに起因する成形不良の低減や金型メンテナンス周期延長が実現できます。
GASEXIT EPに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。
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ソリューションアシスト株式会社